【概要】
シャア「頼む、ハマーン!働いてくれ!」
【詳細】
ハマーン「断わる」
シャア「ええいっ!なぜだ!なぜ働かん!」
ハマーン「フフッ、忘れたのか?シャア」
シャア「な、なにをだ?」
ハマーン「貴様が私に言ったプロポーズの言葉だよ」
ハマーン「“君には家庭に入ってもらいたい”、確か貴様はそう言ったな?」
シャア「くっ…しかし、今の私の収入では」
ハマーン「なら残業でもして稼いでくるのだな」
シャア「ハマーン!貴様!」
ハマーン「ほう、その振り上げた拳をどうするつもりなのだ?シャア」
ハマーン「まさか私を殴るつもりではないだろうな?」
シャア「くっ…」
ハマーン「私に手をあげたらどうなるか分かっているのだな?」
シャア「ど、どうなるというのだ」
ハマーン「その時は実家に帰らせてもらう」
シャア「な、なんだと!?」
ハマーン「当然だろ。夫のDVには耐えられないからな」
シャア「ま、待ってくれ!ハマーン!それだけは!」
ハマーン「ほう、ではどうするというのだ?
まだ貴様から謝罪の言葉を聞いてはいないが」
シャア「くっ…許してくれ、ハマーン」
ハマーン「なにを?」
シャア「君を殴ろうとして私は愚かだった!頼む、勘弁してくれ!ハマーン!」
ハマーン「ほう、ではどうするというのだ?」
シャア「なんとしても貴様に夕食を作らせる!」
ハマーン「レコア・ロンド…」
シャア「!?」
ハマーン「ララァ・スン…」
シャア「!!」
ハマーン「貴様のせいで私は何度泣かされたことか」
シャア「ええいっ!貴様は鬼か!」
シャア「作ればいいのだろ!この私が!」
ハマーン「フフッ、さすがは赤い彗星だ。頭の回転も速いときている」
シャア「ほざいてろ。……チャーハンでいいだろ?」
ハマーン「またチャーハンか。貴様のチャーハンは飽きたぞ、シャア」
シャア「そう思うならハマーン、お前が作れ!」
ハマーン「フフッ、言ったはずだ、断わると」
シャア「まったく…私もとんだ鬼嫁と結婚してしまったものだ」
ハマーン「聞こえてるぞ、シャア」
シャア「チィッ!奴はニュータイプか!」
シャア「んっ?おっおい!ハマーン!なんだこれは!」
ハマーン「騒々しいぞ!シャア」
シャア「貴様、この台所はどうなってる!なぜ食器を洗ってない!」
ハマーン「忘れたのか、シャア?今日は出かけていたと言ったはずだ」
シャア「だからといってハマーン、貴様なぜ茶碗をうるかさない!」
シャア「見ろ!おかげで茶碗がかぴかぴじゃないか!」
ハマーン「貴様が念入りに洗えばすむことだろ?シャア」
シャア「なんだと!?」
ハマーン「不服か?」
シャア「当然だ!私は貴様の奴隷ではない!」
ハマーン「そのセリフは私の奴隷になってから言うのだな」
シャア「……分かった、洗っておく」
ハマーン「それでいい。賢明な判断だな、シャア」
シャア「くっ…」
シャア「ハマーン、チャーハンができたぞ」
ハマーン「やれやれ、チャーハン一つ作るのにずいぶんと時間がかかるのだな」
シャア「待たせてすまない」
ハマーン「フフッ、貴様のそういう真摯な態度、私は好きだよ」
シャア「(何をいまさら…)」
ハマーン「ところでシャア、ビールが切れてるぞ」
シャア「そうだな」
ハマーン「何をぼさっとしている?早く買って来ないか、シャア」
シャア「私がだと!?」
ハマーン「当然だろ?貴様以外に誰がいる」
シャア「じ、自分で買ってくればいい…」
ハマーン「ほう、愛しの妻をこの寒空の下に歩かせるというのか、貴様は」
シャア「自分で買ってくればいい」
ハマーン「では今日の夜の営みはおあずけだな」
シャア「なんだと!?」
ハマーン「フフッ、当たり前だ。なぜ女房に優しくしない夫に抱かれたいと思う?」
シャア「くっ…」
ハマーン「分かったならさっさと行ってこい!」
シャア「ええいっ!シャア・アズナブル!出るぞ!!」
シャア「……寒い」
―コンビニ―シャア「なぜ私がお使いなどと…」
ヘンケン「あのう~すみません、ストッキングってありますか?」
シャア「その声は!?」
ヘンケン「あれっ?クワトロ大尉!大尉じゃないですか」
シャア「や、やぁ…」
ヘンケン「いや~こんな所で会うなんて奇遇ですな。もしかして大尉もお使いですか?」
シャア「ヘンケン艦長も?」
ヘンケン「ええ、ウチの鬼嫁…おっと、エマ中尉に頼まれましてな、ハハハッ」
シャア「そうか、君も大変なのだな、心中お察しするよ、ヘンケン艦長」
ヘンケン「まったく、男にとっては住み難い世の中になったもんです」
シャア「同感だ。どこかの政治家が女性の時代などと叫ばなければ…」
ヘンケン「おっと、そろそろ帰らないと中尉にどやされてしまう。それでは失礼します」
シャア「ああ…(私も早く帰らねば)」
シャア「今戻ったぞ、ハマーン」
ハマーン「待ちわびたぞ、シャア」
シャア「んっ?――き、貴様!なんだそのハレンチな姿は!」
ハマーン「騒々しい。風呂に入るから下着姿でいるだけじゃないか」
シャア「だからと言ってだな!貴様にはレディのたしなみはないのか」
ハマーン「やれやれ、夫婦になって久しいというのに…シャア、貴様は童貞か?」
シャア「バ、バカにするな」
ハマーン「なら驚くこともなかろう。それよりもビールは買ってきたのか?」
シャア「もちろんだ。…貴様が望むのはこれだろ?」
ハマーン「フフッ。坊やにしては上出来じゃないか。ご苦労であった」
シャア「ええい、自分の夫を子供扱いするなどと!」
ハマーン「怒るなよ、シャア。何なら貴様も一緒に入るか?」
シャア「!?」
ハマーン「フフッ、冗談だよ、シャア」
シャア「なん…だと…?」
ハマーン「なぜ私が貴様と一緒に風呂に入らなければならない。」
シャア「くっ、冗談にも程がある」
ハマーン「そういうことだから、シャア。私が風呂から上がるまでに
そこに脱いだ服を洗濯機に入れておいてくれ」
シャア「…分かった、入れておく」
ハマーン「夫婦とはこうでなければな」
シャア「(何が夫婦だ。まったく、やってられん)」
ハマーン「洗濯を済ませたら貴様も服を脱いで私の元へ来い」
シャア「はっ?」
ハマーン「二度も言わせるな。洗濯を終えたら私の元へ来いと言ったのだ」
シャア「ハマーン!!!」
ハマーン「(フフッ、単純な奴め)」
―次の朝―
シャア「うっううーん…今何時だ?」
シャア「しまった!?もう八時だと!」
シャア「ハマーン!起きてくれ!仕事に遅れてしまう!」
ハマーン「う~ん…」
シャア「起きろハマーン!すぐに朝食を作ってくれ!」
ハマーン「私は眠いのだ。起こしてくれるな」
ハマーン「zzz」
シャア「ええいっ!このぐうたら女房め!」
シャア「いまいましい。今日も朝飯抜きか…」
ジュドー「あのね、おっさん、時間厳守って意味分かる?」
シャア「申し訳ない…」
モンド「まぁまぁ、そう怒るなってジュドー」
ピーチャ「そうそう、このおっさんはかわいそうな人なんだから」
モンド「なんたってリストラされて今じゃ俺たちの一員ですから」
シャア「くっ…」
エル「こらっ!あんたたち、またおじさんをいじめて!」
ピーチャ「ご、誤解だよ。なぁジュドー?」
ジュドー「そっ。俺たちはおっさんにジャンク屋のルールを教えてただけなの」
ピーチャ「そうだよな?おっさん」
シャア「あ、ああ…」
エル「ふーん、まぁいいや。おじさん、このMSの部品解体してもらえる?」
シャア「任せてくれ」
エル「じゃあ、このMSお願いね」
シャア「ああ……んっ?こ、これは百式!?」
ピーチャ「あーこいつね。なんか宇宙空間に漂ってたんだよ」
モンド「そうそう。ピーチャったら金ピカだから高く売れると思ったんだよね」
シャア「そ、そうか。それでこいつは高く売れそうなのか?」
ピーチャ「ぜ~んぜんダメ。ビタ一文にもならないから爆破して解体しといてよ」
シャア「なんだと!?」
ピーチャ「んっ?おっさん何か文句でもあるの?」
シャア「いや、べつに…」
モンド「じゃあ、よろしくね。はい、これ起爆スイッチ」
シャア「……これも過去と訣別しろということか」
シャア「ええい、許せ!」カチッ
ドドーーーン!
シャア「……認めたくないものだな。貧しさゆえの過ちを」
ジュドー「――と、まぁ、皆アムロさんと仲良く頼むよ」
アムロ「よろしくお願いします」
ジュドー「早速だけどおっさん、アムロさんに仕事を教えてね」
アムロ「シャアに教えを請うだって!?」
シャア「ハハハッ!アムロ、今日から私は君の上司だよ!敬いたまえ!」
アムロ「こいつ…いい気になって」
シャア「それが人にモノを頼む態度かね?」
アムロ「くっ…僕に仕事のやり方を教えてください」
シャア「アハハッ!そうでなくてはな!」
ピーチャ「今日のおっさん、ずいぶんと楽しそうだな?」
モンド「威張れる相手ができたからうれしいんでしょ」
ピーチャ「……ああいう大人にはなりたくないな」
シャア「では早速、このザクを解体してもらおう」
シャア「アムロ、貴様にザクを解体することができるかな?」
アムロ「ザクの解体なら僕にだってできるはずだ!」
シャア「アハハッ!では見せてもらおう!君のその腕前とやらを!」
アムロ「こいつ、僕をバカにして」
アムロ「…どこかにザクの解体マニュアルがあるはずだ」
アムロ「これだな!……よしっ反応したぞ」
シャア「フフッ、まずはザクの機能を復旧させることに成功したか」
アムロ「次はどうする?……だめだ、何も書いていない!」
シャア「アムロ!そろそろ降参してはどうかね?」
アムロ「どうする…なにか手はあるはずだ…これか!?」ポチッ
シャア「アムロ!そのスイッチは!」
―ドカーン―
ジュドー「あのね!おっさんたちクビよ!クビ!」
シャア・アムロ「………」
ジュドーに顎で使われて
自ら愛機を爆破させられて
とばっちりでクビになって
あとこれ以上なにがあるんだ
一番上はご褒美だろ
アムロ「すまなかったよ、シャア」
シャア「すまない?すまないだと!?」
シャア「アムロ、貴様すまないで済む問題だと思うのか!」
アムロ「そんなに怒鳴らないでくれよ」
シャア「ええい!貴様は何も分かってない!失業したことがハマーンに知られたら
私は殺されてしまう!」
アムロ「ハマーンだって?シャア、貴様妥協したのか!?」
シャア「カチン」
シャア「アムロォォ!!」ボグッ
アムロ「な、殴ったね!親父にもぶたれたことないのに!」
シャア「殴って何が悪い。ハマーンを侮辱することは私が許さん」
アムロ「……愛してるんだな」
シャア「まぁ、な…」
アムロ「悪かったよ、シャア」
シャア「いや、私こそ君を殴ってすまないと思う」
アムロ「お詫びといってはなんだけど…新しい仕事を紹介できるかもしれない」
シャア「ほんとか?」
アムロ「ああ、ブライトならなんとかしてくれるはずだ」
シャア「なるほど。それは名案だぞ!アムロ!早速会いに行こう」
アムロ「だけど一つ問題がある」
シャア「なんだ?」
アムロ「ブライトは今アーガマで宇宙勤務にある。僕たちには彼に会いに行くMSがない」
シャア「しまった!」
アムロ「どうする?シャア…諦めるか?」
シャア「いや、手ならある…」
アムロ「それは本当か?」
シャア「フフッ、私に任せたまえ。一つ心当たりがある」
カミーユ「僕に一体何の用です?」
シャア「じつは君にお願いがあるのだよ、カミーユ」
アムロ「じつは僕たち失業しちゃってね。
そこで新しい仕事を求めてブライトに会うことにしたんだ」
カミーユ「あなたたちはその歳で一体なにをやってるんです!」
カミーユ「その歳でリストラだなんて恥かしくないんですか!?」
アムロ「説教はたくさんだよ。君に言われる筋合いはない」
カミーユ「…それで僕にお願いとは?」
シャア「カミーユ、君のZガンダムを貸してもらいたい」
カミーユ「嫌です」
シャア「な、なぜだ!?」
カミーユ「それが人にモノを頼む態度ですか?クワトロ大尉」
シャア「くっ…頼む、カミーユ」
カミーユ「かつての英雄も堕ちたものですね」
シャア「戯言はいい!Zを貸してくれるのかどうか聞いている!」
カミーユ「ダメです。
あなたたちみたいな大人に大切なZを貸すことはできません」
ファ「カミーユ!」
アムロ「こいつ、散々僕たちに説教しておいて!」
カミーユ「ファは黙っててくれ。
この人たちはダメな大人なんだ!子供に頼ろうとするダメ人間さ」
シャア「それは承知の上だ…」
カミーユ「子供を大人の事情に巻き込んで楽しいのかよ!」
カミーユ「貴様らみたいなダメ人間が世界を悪くするんだ!」
シャア「もういい!帰るぞ、アムロ」
アムロ「ああ、同じニュータイプを頼ろうとした僕たちがバカだった」
シャア「まったく、あれは可愛げのない子供だ」
アムロ「しかしどうする、シャア?結局、MSは手に入らなかったぞ」
ファ「あのう…クワトロ大尉」
シャア「ややっ!ファじゃないか?まだ私たちに何か用かね?」
ファ「大尉、もしよければ私たちのMSを使ってください」
アムロ「なんだって!」
ファ「サイコガンダムとサイコガンダムマークⅡしかありませんけど…良かったら是非」
シャア「ありがたい!使わせてもらおう!」
アムロ「やったぞ、これでブライトに会いに行くことができる」
シャア「どうだアムロ?マークⅡの乗り心地は?」
アムロ「こいつすごいぞ…僕と同調している」
シャア「ハハハッ、それは良かった。こちらも乗り心地は抜群だよ」
シャア「では会いに行くとしよう――出撃する!」
―アーガマ―
トーレス「ブライト艦長!大変です!大型のMSが接近してきました!」
ブライト「なんだと!こちらへの呼びかけは?」
トーレス「まだありません」
ブライト「ならこちらから呼びかけてみろ」
トーレス「はい――こちらはアーガマ、そちらの所属を伝えてほしい」
シャア「アムロ、アーガマから呼びかけがあったぞ」
アムロ「ほんとだ。こちらからも呼びかけよう」
アムロ「あっ…しまった!間違えてリフレクターピットを発射してしまった!」
シャア「なんだと!?ええい、貴様はアホか!」
トーレス「艦長!相手は発砲してきました!やはりこちらの敵です!」
ブライト「ううむ…至急、応援を呼べ!」
ブライト「それまでなんとか持ちこたえるぞ!総員、戦闘準備!」
あほすぎるwwww
シャア「ええい、アーガマが撃ってきただと!」
アムロ「くっそ…ブライトの奴め、僕たちに職を与えないつもりだな!」
シャア「アムロ…?」
アムロ「誰にも邪魔はさせない!こいつぅ、落ちろ!!」
シャア「さてはアムロめ、サイコガンダムの影響でおかしくなったな」
シャア「ええい、話をややこしくしてくれる」
トーレス「各ブロックに被弾!損傷は甚大です!」
ブライト「おのれ…応援はまた来ないのか」
トーレス「来ました。シロッコが艦隊を率いてきました」
ブライト「来たか!」
シロッコ「ふふっ…戦闘とは久しぶりだな。君もそうだろ?レコア」
レコア「はい。緊張しております」
シロッコ「安心したまえ、君は私についてくればいい」
シロッコ「まずは敵の正体を知る必要があるか。呼びかけてみるとしよう」
シロッコ「聞こえるかね!MSのパイロット!」
シロッコ「私はパプテマス・シロッコ!諸君らの要求を聞きたい」
シャア「シロッコだと?なぜ奴が出てくる?」
シロッコ「私の呼びかけに応じたまえ!君達の目的はなんだ!」
シャア「私の名前はシャア・アズナブル!」
シロッコ「なんだと!?」
ブライト「シャアだというのか!?」
レコア「クワトロ大尉…」
シロッコ「シャア!貴様の目的はなんだ!世界か!
それともスペースノイドの独立か!?」
シャア「職だ……」
シロッコ「はっ?」
シャア「私、シャア・アズナブルは新しい仕事を要求する!」
シロッコ「あのシャアが職探しをしているだと…?
レコア、君はどう思う?」
レコア「そんなことありえません。大尉のことですからまた何か実行するつもりです」
シロッコ「やはり君もそう思うか。
しかも通信を傍受すればもう一人のパイロットはアムロ・レイ!」
レコア「アムロ・レイですって!?」
シロッコ「読めたぞ、シャア!
貴様達はアーガマをそそのかして事を起こすつもりだな!」
シロッコ「そんなことはさせぬ!MS隊!出撃しろ!」
シャア「なんだと!さらにMS隊が攻撃してきただと!」
シャア「ええい、シロッコめ!完全に誤解しているな!」
アムロ「ララァ!僕だ!」
シャア「くっ…しかし私とて、死ぬわけにはいかん!」
シロッコ「やはり反撃してきたか…なんとしても撃ち落せ!」
一方、その頃…
マシュマー「ハマーン様!大変です!」
ハマーン「誰かと思えばマシュマーではないか。
久しいな…花屋の方は順調か?」
マシュマー「はい、それなりに…そ、それよりもハマーン様!
テレビをご覧になりましたか?」
ハマーン「テレビ?いや、見ていないが…」
マシュマー「ハマーン様のご主人が大変なのです!」
ハマーン「シャアがか!?どういうことだ!」
アナウンサー「ご覧下さい!
ティターンズの艦隊とあのシャア・アズナブルが戦闘をしております」
ハマーン「シャア!?」
シャア「私、シャア・アズナブルは新しい職を要求する!」
ハマーン「くっ…シャアめ、私に恥をかかせおって!」
マシュマー「ハマーン様、どうしましょうか?」
ハマーン「すぐに部隊を召集しろ!」
マシュマー「で、では出撃なさるのですね!」
ハマーン「夫の不手際は妻たる私の責任でもあるからな…」
シロッコ「よしっ!そのまま二人を包囲しろ!」
シャア「くっここまでか…」
アムロ「見える!僕にもララァが見えるぞ!」
シロッコ「終わりだ!シャア!」
ハマーン「双方!戦闘を止めぇい!」
シロッコ「ネオ・ジオンが現れただと?
ハマーンめ!シャアを手助けする気だな!」
シロッコ「何をしに来た!ハマーン!」
ハマーン「シロッコか…安心しろ。
私は貴様と戦闘をしにきたわけではない」
シロッコ「では何をしにきた!答えろ!ハマーン」
ハマーン「そこにいる私の凡夫を引き取りにきただけだ…」
シャア「ハマーン…?」
シロッコ「(一体何が起きているというのだ?
この茶番じみたわけの分からなさはなんだ?)」
いくら天才でもこの夫婦は理解できんかwwwwwww
ハマーン「この度は私の夫が混乱を引き起こし、真に申し訳なかった」
シャア「は、反省しております」
アムロ「ララァ…」
シロッコ「誤解が解けたならそれでいい。お咎めはなしとしよう」
シャア「それじゃあ!」
シロッコ「ああ、貴様たちは無罪放免だ。ハマーンに感謝するのだな」
シャア「ハマーン、お前…」
ハマーン「これでも貴様は私の夫なのだ。当然だろ」
シャア「す、すまない…」
シロッコ「(これぞ私が理想とする女性の時代だ。やはり私の予言は正しかった!)」
そして…
シャア「ハマーン、さっきはすまなかった」
ハマーン「シャア、貴様なぜ失業したことを私に隠していた?」
シャア「そ、それは…」
ハマーン「ふん。貴様にはほとほと愛想が尽きたよ、シャア」
シャア「……やはり私とは離婚か?」
シャア「当然だろうな、もはや私は世間を騒がせた失業者だ」
シャア「君を失って当然かもしれん」
ハマーン「……働けばいいのだろ?」
シャア「はっ?」
ハマーン「失業したお前の代わりに私も働けばいいのだろ?」
シャア「ハマーン!!」
~fin~
楽しかった!