シンジ「誕生日プレゼント何がいい?」アスカ「シンジ」
1:2012/12/05(水) 14:37:39.63 ID:
コトブキヤ 新世紀エヴァンゲリオン 惣流・アスカ・ラングレー メイドver. 1/7スケールPVC塗装済み完成品
アスカ「さて・・・シンジ?」

シンジ「うん・・・なにかな?」

アスカ「誕生日プレゼントを用意してないってどういうこと?」

シンジ「いやあの・・・忘れてたとかじゃなくて」

アスカ「豪勢な料理やケーキで誤魔化せると思ってた?甘すぎるわよバカシンジ」

シンジ「えっと、ごめん。僕なりに色々考えたり、探したりしてみたんだけど・・・」

シンジ「どうにもこれだって思うものが見つからなくて、今日という日を迎えちゃって・・・」

シンジ「もうこうなったら情けないけど、アスカに直接聞いてみようと思ってさ」

シンジ「もちろん中学生だから、あんまり高価なものは用意できないけど」

シンジ「当日に渡せなかったお詫びもあるし、出来る限りのことはするつもりだよ」

アスカ「・・・その言葉に、二言は無いでしょうね?」

シンジ「うん。アスカ、誕生日プレゼント何がいい?」

アスカ「シンジ」

シンジ「・・・えっ?」
2:2012/12/05(水) 14:39:10.05 ID:
きたああああああああああああああ
3:2012/12/05(水) 14:39:45.98 ID:
アスカ「シンジがいい」

シンジ「ごめん、もう一度聞くね。誕生日プレゼント何がいい?」

アスカ「シンジ」

シンジ「えっと、ぷりーず・せい・わんす・あげいん」

アスカ「I want Shinji」

シンジ「英語じゃなくてドイツ語の方が良かったかな?えっと・・・」

アスカ「バカシンジ、あんた何回あたしに同じこと言わせる気?」

シンジ「・・・ねえアスカ。僕、物じゃなくて人なんだけど」

アスカ「だから何よ」

シンジ「いや何よって言われても・・・とりあえず、何か別のもので」

アスカ「あんたが全部あたしのモノにならないなら、あたし何もいらない」

シンジ「やめて補完始まっちゃう」
4:2012/12/05(水) 14:40:24.31 ID:
補完始まるワロタwww
5:2012/12/05(水) 14:42:17.97 ID:
シンジ「大体僕をプレゼントとして貰って、何をさせる気なの?」

アスカ「あたしの身の回りの世話とか」

シンジ「普段から僕やってるよね?それ。ごはん作ったり、洗濯やったり・・・」

アスカ「一緒に出掛けて荷物持ちさせたり」

シンジ「それもいつものことだよね?」

シンジ「買い出しに一緒に行っても、荷物なんて一つも持ってくれないし」

アスカ「一緒にお風呂入って、背中流してもらったり」

シンジ「えっ・・・」

アスカ「一人寝が寂しいときは、添い寝してもらったり」

シンジ「・・・///」カァァ

アスカ「何赤くなってんのよ、エロシンジ」

シンジ「なっ、なってないよ!」
6:2012/12/05(水) 14:44:14.91 ID:
アスカ「とにかく、ずっとあたしのそばに置いておくの」

シンジ「一応聞くけどずっとって?」

アスカ「一生」

シンジ「えっ」

アスカ「一生。日の当たらない小さな部屋に閉じ込めていじってあげるわ」

シンジ「そのセリフは、真性のLAS厨にしか通じないと思うよ?」

アスカ「あの時あたしが欲しかったものは~♪」

アスカ「まちがいなくあなたでした~♪」

シンジ「やめてジャスラック来ちゃう」
8:2012/12/05(水) 14:45:59.87 ID:
面白い
9:2012/12/05(水) 14:46:34.75 ID:
アスカ「まああたしは今この瞬間に、あんたが欲しい訳だけど」

シンジ「さすがにこの年で人生決まるのはキツイんだけど!?」

アスカ「・・・ったく、しょうがないわね」

シンジ「良かった・・・諦めてくれるんだね?」

アスカ「一生あたしの奴隷か、明日一日あたしの奴隷になるか」

アスカ「どっちか好きな方選びなさい」

シンジ「悪魔だ!ネルフの赤い悪魔がここにいる!」

アスカ「悪魔?聖母の間違いでしょ?」

アスカ「どちらか選べるようにしてあげた、あたしの優しさをなかったことにしたいってーの?」

シンジ「うぅ・・・」
13:2012/12/05(水) 14:48:50.09 ID:
シンジ「・・・一生と一日だけなら、一日だけの方に決まってるだろ・・・」

アスカ「決まりね。明日から、あんたはあたしのモノ」

シンジ「一日だけ!一日だけだからね!?大事なことだから2回言ったよ!?」

アスカ「一日あれば十分よ」

シンジ「・・・?」

アスカ「ごほん・・・じゃあ、明日あたしが起きてから、日付けが変わるまで、あんたはあたしに絶対服従」

アスカ「それでいいわね?」

シンジ「はぁ・・・もうそれでいいよ」

アスカ「・・・じゃあ、あたしもう寝るから」

シンジ「うん、おやすみ。僕もお風呂入ってすぐ寝るよ」

シンジ「ミサトさんも、爆睡しちゃってるみたいだし、早く上がって電気消さなきゃ」

アスカ「ん・・・おやすみ」パタン
14:2012/12/05(水) 14:49:38.55 ID:
1日で調教してしまうつもりか…
16:2012/12/05(水) 14:50:24.96 ID:
~アスカの部屋~

アスカ「・・・・・・」ドキドキ

アスカ「・・・ったくバカシンジ、ほとんど告白してるも同然なのに、なんで気づかないのよ・・・」

アスカ「それとも気付いてるけど、スルーしてんのかしら・・・けど、それは無いか」

アスカ「まあ、とにかく明日。明日一日で既成事実を作って見せる」

アスカ「そして、シンジと・・・」
17:2012/12/05(水) 14:53:02.32 ID:
~翌日~

アスカ「・・・すぅ・・・はぁ・・・」

アスカ「・・・アスカ、行くわよ」ガラッ

シンジ「あ、おはようアスカ」

ペンペン「クェー!」

アスカ「ん・・・あれ?ミサトは?」

シンジ「なんか会議があるとかで、ついさっき出かけたよ」

シンジ「アスカもほら、早く朝ご飯食べなきゃ遅刻しちゃうよ」

アスカ「わかってるわよ・・・で、昨日のことちゃんと憶えてるでしょうね?」

シンジ「え・・・あー。やっぱり夢じゃなかったのかーあれ・・・」

アスカ「とりあえず最初の命令。今日一日これ着けてなさい」ポイッ

シンジ「・・・何?これ?」
21:2012/12/05(水) 14:54:58.87 ID:
続けろ

もちろんハッピーエンドで
22:2012/12/05(水) 14:55:11.09 ID:
これは期待せざるを得ない
23:2012/12/05(水) 14:55:37.18 ID:
アスカ「チョーカーよ。あたしの犬って証明する首輪」

シンジ「嫌だよ!というか、校則違反で先生に怒られちゃうよ!」

アスカ「適当に言い訳すればいいじゃない」

アスカ「万が一ネルフに反逆した場合、即時処刑が出来る新型の小型爆弾とか」

シンジ「いやいやいや!なんかもう色々酷いよ!?ネルフの信頼ガタ落ちだよ!?」

シンジ「いくらなんでもそこまでしないでしょ・・・ネルフ」

アスカ「そうね・・・『ネルフ』はそんなことしないわね。『ネルフ』は」
24:2012/12/05(水) 14:56:37.07 ID:
アスカまさか・・・
27:2012/12/05(水) 14:57:55.02 ID:
シンジ「・・・なんか、含みのある言い方だね?」

アスカ「別に・・・で、着けるの?着けないの?」

シンジ「いや着けないよ!」

アスカ「・・・ったく、しょうがないわね」

シンジ「良かった・・・諦めてくれるんだね?」

アスカ「・・・」カキカキ

アスカ「んっ」ペラッ

シンジ「何?そのアスカせんようって書かれた紙」

アスカ「チョーカー着けるか、この紙おでこに貼り付けるか」

アスカ「どっちか好きな方選びなさい」

シンジ「また二者択一!?それだったらチョーカーの方がまだマシだよ!」

アスカ「決まりね」

シンジ「うぅ・・・」
32:2012/12/05(水) 15:00:32.42 ID:
シンジ「はぁ・・・」

アスカ「何ため息ついてんのよバカシンジ。学校、行くわよ」

シンジ「うん。わかってるよ・・・」

アスカ「ほら、さっさとする!」グイッ

シンジ「ふぇっ!?ちょ、アスカ!?」

アスカ「何よ?」

シンジ「いや何って・・・その、腕」

アスカ「このまま、学校行くわよ」

シンジ「いやいやいや・・・見られたら、確実に噂になると思うんだけど!?」

アスカ「だからやるんじゃない」ボソッ

シンジ「・・・?」

アスカ「なんでもないわよ!」グイグイ

シンジ「わっ!?」
34:2012/12/05(水) 15:03:18.04 ID:
シンジ「・・・」テクテク

アスカ「・・・」テクテク

シンジ(あぁ・・・歩くたびに、アスカの胸の感触が・・・)

シンジ(おまけに何か、すごくいい匂いもするし・・・)

シンジ(正直ずっと味わってみたいって気持ちもあるけど・・・)

シンジ(人通りが多くなってきて、同じ制服の生徒にちらちら見られてる・・・)

シンジ(・・・なんだろうね?この天国と地獄)

じーーーーー

シンジ「・・・あれ、何かすごく強い視線を感じる」

レイ「じーーーーー」

シンジ「うぇあっ!あ、綾波!?」

レイ「・・・おはよう。碇君」じーーー

シンジ「う、うん。おはよう。綾波」

レイ「・・・2号機の人と、何をしているの?」じーーー

シンジ(うん・・・まあ、当然の疑問だよね)
35:2012/12/05(水) 15:05:22.14 ID:
シンジ「あの、綾波、これは」

アスカ「別に何したってかまわないでしょ?」

アスカ「これ、あたしのモノだから」

シンジ「ちょ、ちょっとアスカ!?」

レイ「碇君は、物じゃないわ」

アスカ「そうね。けど、今はあたしの所有物よ」

レイ「・・・どうして、そういうことになっているの?」
39:2012/12/05(水) 15:07:37.60 ID:
シンジ「いや、あのね綾波。昨日アスカの誕生日だったじゃない?」

レイ「ええ」

シンジ「で、恥ずかしながら、誕生日プレゼントを用意できなくてさ・・・」

シンジ「まあその、お詫びというかなんというかで、今日一日何でも言うことを聞くことにぃ!?」ダァン!

シンジ「い、いきなり足踏まないでよアスカ!」

アスカ「うっさい!ペラペラしゃべりすぎよバカシンジ!」

レイ「・・・そう。そういうことなのね」スタスタ

シンジ「行っちゃった・・・綾波、わかってくれたのかな・・・?」

アスカ「・・・ふんっ」
40:2012/12/05(水) 15:09:55.76 ID:
トウジ「ようセンセ。おはようさん」

ケンスケ「朝からイヤ~ンな感じで登校してたけど、そこらへん詳しく!」

シンジ「かくかくしかじか」

トウジ「はぁ・・・なんでも言うこと聞くか・・・」

トウジ「それはまた、エライことになってもうたなぁ、シンジ」

シンジ「まあでも、僕自身のせいでもあるし。しょうがないというかなんというか・・・」

ケンスケ「とりあえず事情はわかったけど、シンジ?」

シンジ「何?ケンスケ」

ケンスケ「そのチョーカーも、なんか関係あったりするのか?」

シンジ「ネルフに反逆した場合、即時処刑が出来る新型の小型爆弾らしいよ?」

トウジ「う、嘘やろ!?」

ケンスケ「マジかよネルフ!?」

シンジ「ごめん冗談・・・冗談だから・・・本気にされると色々悲しいよ・・・」
42:2012/12/05(水) 15:12:11.10 ID:
シンジ「今朝、アスカに渡されたものだよ。一日着けてろって」

ケンスケ「へぇー?」

トウジ「ほーぅ?」

トウジ(・・・これはアレやな。センセの汗や匂いを一日しっかり染み込ませて・・・)ヒソヒソ

ケンスケ(夜に回収。そのまま保管。時々取り出してクンカクンカ)ヒソヒソ

トウジ・ケンスケ((イヤ~ンな感じぃ・・・))ヒソヒソ

シンジ「どうしたの?二人してヒソヒソと・・・」
44:2012/12/05(水) 15:14:33.07 ID:
キーンコーンカーンコーン

トウジ「さあって、メシやメシ♪シンジ、一緒に」

アスカ「バカシンジ。一緒にお昼食べるわよ」

シンジ「あっ・・・うん。トウジごめん。今日は・・・」

トウジ「かまへんかまへん。夫婦水入らずってわけやな。お二人さん」ニヤニヤ

シンジ「・・・はぁ」カチャカチャ

アスカ「・・・ったく、バカ鈴原・・・」カチャカチャ

シンジ「それじゃ、いただきます」

アスカ「シンジ」

シンジ「何?アスカ」

アスカ「はい。あーん」

シンジ「!?」

クラスメイト一同「「「!?!?!?」」」
46:2012/12/05(水) 15:17:23.25 ID:
盛り上がってまいりました
47:2012/12/05(水) 15:17:27.58 ID:
シンジ「・・・あの、アスカ?」

アスカ「あーん」

シンジ「周りの視線が痛いというかなんというか」

アスカ「あーん」

シンジ「だからその・・・ね?」

アスカ「箸ごと口の中に突っ込むわよバカシンジ」

シンジ「うぅ・・・あ、あーん」パクッ

アスカ「・・・」

シンジ「・・・」モグモグ

アスカ「・・・」ニヘラ

シンジ「ねぇアスカ、今一瞬顔が凄いニヤケたような」

アスカ「ニヤケてないっ!」
50:2012/12/05(水) 15:19:58.64 ID:
アスカ「今度はあんたが、あたしにあーんってしなさい」

シンジ「えぇ・・・」

アスカ「や・り・な・さ・い」

シンジ「・・・はい。えっと、じゃあ卵焼きで」

アスカ「なんでもいいわよ。あーん」

シンジ「・・・あーん」

アスカ「・・・」パクッ。モグモグモグ

アスカ「・・・」ニヘラ

シンジ「ねぇアスカ、やっぱり顔ニヤケて」

アスカ「ニヤケてないっ!あーん終了!普通に食べるっ!」

シンジ「な、なんだったんだよもう・・・」
52:2012/12/05(水) 15:22:28.28 ID:
キーンコーンカーンコーン

シンジ「はぁ・・・やっと終わった」

アスカ「バカシンジ、一緒に帰るわよ」

シンジ「うん、そうなるだろうなって思ってた」

アスカ「なによそれ。ほら」ギュッ

シンジ「はいはい・・・」

アスカ「・・・朝の時と比べて、ずいぶん素直になったわね」

シンジ「なんかもう慣れちゃったよ・・・」

アスカ「・・・ふーん」
53:2012/12/05(水) 15:23:36.15 ID:
最高じゃないですか
54:2012/12/05(水) 15:24:06.04 ID:
アスカちゃんかわいいよぉ
55:2012/12/05(水) 15:24:39.65 ID:
ひーらーいーたーばーかーりーのーはーなーがーちーるのをー♪

シンジ「電話・・・ミサトさんからだ。もしもし」

ミサト『あ、もしもしシンジ君?』

シンジ「どうかしたんですか?」

ミサト『ちょーっちアクシデントがあって、本部に泊まり込みになりそうなの』

ミサト『だから、今日の晩御飯、私の分は用意しなくていいから』

シンジ「あ、わかりました。お仕事頑張ってください」

ミサト『ん、ありがと。じゃあねーん』ガチャ

アスカ「ミサト、何だって?」

シンジ「本部に泊まり込みになりそうだから、晩御飯いらないって」

アスカ「・・・じゃあ、今夜は二人っきりってわけね」

シンジ「そうだね・・・晩御飯どうしよう。簡単にパスタでいっか」

アスカ「・・・はぁ」
57:2012/12/05(水) 15:27:30.54 ID:
アスカ「ごちそうさまでした」

シンジ「はい、お粗末さまでした」

ペンペン「クェー!」

アスカ「じゃああたし、お風呂入るから・・・って、何身構えてんのよ」

シンジ「いや、背中流せとか言われるんじゃないかと・・・」

アスカ「ふぅーん?そんなにあたしとお風呂入りたいんだ?エロシンジ」

シンジ「ちっ、違うよっ!昨日アスカが言ってたじゃないか!」

アスカ「あ、本気にしてたんだー?シンちゃんかわいいー♪」ニヤニヤ

シンジ「もう、早く入ってきなよ!」
61:2012/12/05(水) 15:29:29.88 ID:
アスカ「ふぅ・・・シンジー?あがったわよー」

シンジ「うん、僕ももう少ししたら入るから・・・って」

アスカ「んっ!」

シンジ「何?そのドライヤーとヘアブラシ」

アスカ「髪、乾かして」

シンジ「うん、一応聞いたけど、そうだろうなって内心思ってたよ・・・」
66:2012/12/05(水) 15:32:03.82 ID:
ゴォォーーー

アスカ「痛っ!もうちょっと丁寧にっ!」

シンジ「ご、ごめん。けど女の子の髪を乾かすなんて初めてで」

アスカ「つべこべ言わない!優しく、丁寧に、愛情込めて・・・っ」

シンジ「う、うん。こんな感じ・・・かな?」

アスカ「ん・・・そうね。やればできるじゃない」

ゴォォーーー

アスカ「・・・ねぇ、シンジ。あたしの髪、どう?」

シンジ「いや、どうって言われても・・・」

アスカ「正直な感想を言いなさい」

シンジ「・・・わかったよ。じゃあ言うけど・・・」

シンジ「すごく綺麗で、さらさらしてて、いい匂いがして、正直・・・ドキドキする」

アスカ「・・・あんた、髪フェチ?それとも匂いフェチ?」

シンジ「うぅ・・・違うって言いきれない自分が悲しい・・・」
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68:2012/12/05(水) 15:34:45.58 ID:
ゴォォーーー

アスカ「・・・」

シンジ「・・・」

アスカ「・・・ねぇ、シンジ」

シンジ「何?アスカ」

アスカ「・・・・・・・・・・・・・・・」

シンジ「・・・?」



アスカ「・・・・・・一緒に、寝よっか」
72:2012/12/05(水) 15:37:38.79 ID:
シンジ「あの・・・アスカ?入るよ・・・?」

アスカ「・・・あんた、何で布団抱えてんのよ?」

シンジ「いや、だって・・・」

アスカ「同じベッドで寝るに決まってんでしょ?あんたバカァ?」

シンジ「そ、それはさすがにまずいよ!」

アスカ「言っとくけど、なんかヘンなことしたらぶっとばすから」

シンジ「し、しないよ!」

アスカ「じゃあいいじゃない。布団片付けて、さっさと寝る!」

シンジ「はぁ・・・でもやっと、この一日が終わる・・・」
77:2012/12/05(水) 15:39:55.02 ID:
かちっ、かちっ、かちっ・・・

アスカ「ねぇ・・・シンジ、起きてる?」

シンジ「うん・・・起きてるよ・・・」

アスカ「あたしのチョーカー、どうしたの?」

シンジ「お風呂入る前に外して、洗濯カゴの中に・・・」

アスカ「洗う必要ないから、そのまま返しなさい」

シンジ「えっ・・・いやでも」

アスカ「いいから、そのまま返しなさい」

シンジ「・・・?わかったよ」
81:2012/12/05(水) 15:42:19.18 ID:
かちっ、かちっ、かちっ・・・

アスカ「ねぇ・・・シンジ、まだ、起きてる?」

シンジ「うん・・・起きてるよ・・・」

アスカ「・・・・・・あたしのこと、好き?」

シンジ「!?えっ・・・と」

アスカ「正直に答えて。まだ日付けは変わってない」

アスカ「あたしの言うことには、絶対服従のはずよ」

シンジ「・・・」

アスカ「答えて」

シンジ「・・・好きか、嫌いかだったら・・・好きだよ」
86:2012/12/05(水) 15:44:58.26 ID:
シンジ「けど、この気持ちが、その、そういう『好き』なのか・・・自分でもよくわからない」

シンジ「ただの憧れなのかもしれない、尊敬しているだけなのかもしれない」

シンジ「・・・わからないんだ。誰かを本気で好きになったこと、多分無いから」

アスカ「あんた・・・ほんとにガキね」

シンジ「うん・・・そうだね。ところで・・・」

アスカ「何よ。ガキシンジ」

シンジ「アスカは、僕のこと」

アスカ「ストップ」

アスカ「聞かないで。言葉にしないで」

アスカ「あんたが、自分の気持ちに気付くことが出来たら」

アスカ「その時に、ちゃんと教えてあげる」

シンジ「うん。ごめん・・・ありがとう」
91:2012/12/05(水) 15:47:44.73 ID:
かちっ、かちっ、かちっ・・・

アスカ「・・・もうすぐ、日が変わるわね・・・」

シンジ「うわ・・・もうそんな時間なんだ・・・」

シンジ「そろそろ、無理やりにでも寝なきゃ・・・明日も学校だし」

アスカ「そうね・・・じゃあ、最後の命令」

アスカ「おやすみのキスを、あたしにしなさい」

シンジ「あqwせdrftgyふじこlp;@:!?」

アスカ「耳元で意味不明の奇声上げんなバカシンジ!」
92:2012/12/05(水) 15:48:39.79 ID:
キタ━━━(゚∀゚)━━━!!
93:2012/12/05(水) 15:50:08.75 ID:
シンジ「いやだって、その、えっ?」

アスカ「いいから早く!日付変わる前に!あんた男でしょ!?覚悟決めてやりなさい!」

シンジ「あぁ・・・っもう!わかった!やるよ!目を閉じて!」

アスカ「んっ!」パチッ

シンジ「すぅー・・・はぁー・・・」

アスカ「・・・」ドキドキ

シンジ「・・・」チュッ
94:2012/12/05(水) 15:50:47.56 ID:
はやく、はやくー
100:2012/12/05(水) 15:52:35.45 ID:
既成事実とはこれの事か‼
101:2012/12/05(水) 15:52:36.52 ID:
アスカ「・・・」

シンジ「・・・」

アスカ「・・・ほっぺた?」

シンジ「いや、だって、どこにしろとか言われてないし」

アスカ「・・・このヘタレ。チキン。ガキシンジ」

シンジ「どうせヘタレだよ・・・チキンだよ・・・ついでにガキだよ・・・」

アスカ「はぁっ・・・もう、いいわ。おやすみ」

シンジ「うん・・・おやすみ」
104:2012/12/05(水) 15:55:41.04 ID:
かちっ、かちっ、かちっ・・・

アスカ「ねぇ・・・シンジ?」

シンジ「うん・・・なに?アスカ」

アスカ「次のあんたの誕生日までに、あたしに対する答えを出しなさい」

アスカ「そうしたら・・・」

シンジ「・・・?」

アスカ「・・・今度はあたしが、あんたのモノになってあげる」


終劇
112:2012/12/05(水) 16:01:44.21 ID:
返事編はよ
146:2012/12/05(水) 17:37:47.79 ID:
素晴らしい
148:2012/12/05(水) 17:38:33.55 ID:
とても良かった
150:2012/12/05(水) 18:11:35.32 ID:
乙乙


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