恐れるものにだけ、招待状が届きます。

苦しみを恐れるものは、すでにその恐怖に苦しんでいる。

確かに。失敗した後を創造して前を踏み出せなくなっている。

なぜだろう、昔からそうだ。考えてみれば。

 

「もしこうなったらどうしよう…」

基本的に、ならない。でも考えて恐怖する。

緊張感と不安、焦燥、恐怖心の意味がわからない。

 

何も考えない方が楽だ。

何も考えず、言われたことを淡々とこなす。

それだけで、少なくとも恐怖からは逃れられる。

 

従属する気持ち、隷属する気持ちが分かる。

男に支配される女、何かに依存したがる男。

みんな恐怖から逃げた人たちだ。

隷属への道 ハイエク全集 I-別巻 【新装版】

悩んだり苦しいことが実感すると、生きてる気がしてくる

怖がることは悪いことじゃない。

独立して自分で考え行動しようとする人だけが陥る悩みだ。

と思うようにしてる。

 

今まで積み上げた何かが崩れるのが怖い。

周りの目が怖い、自分のプライドが傷付く。

と深く悩むほど周りは自分を見ていない。

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と言う人もいるけど、見てる人は見てる。

不意の一言や視線に傷付く可能性が怖い。

つまり、僕は何が怖いんだろう。

 

『拒絶される可能性』に恐怖を感じている。

 

ふと気付いたのが、「挫折シーン」や「険悪ムード」を無視する傾向にあること。

感動シーンや劇的なシーン、ギャグシーンだけを好んで見る。

そんな傾向が自分にある。

 

それは鬱シーンや修羅場シーンが嫌いってわけじゃない。

例えば、「気分良くなりたい」から「アニメを見る」からだと思う。

つまり、耐性を鍛えないまま時間だけが進んでいる気がする。

 

分かっているし経験済みなのに克服できない恐怖ってのも厄介だ。

どうすれば良いんだろう、本当に。

 

「やるしかない!」ってのは分かってるけどそれが踏み出せない。

金曜ロードショーが廃れない理由が分かる気がする。

 

克服するためにどうすればいいのか。

その答えは『準備』にあった。

 

「次はこうしよう!」「こうなるために試してみよう!」

準備をすることで僅かだけど恐怖が希望に変わる気がする。

 

時に、準備が目的になって、どうなりたいのかを忘れる時もたくさんあるけれど、

まずは一歩、新しいことを試すワクワク感で恐怖から目を逸らすことに成功した気がする。

 

もうだめだった。

何をどうしても何をしても恐怖が消えることはなかった。

怖いものは怖い、どうしようもない。

 

遂に僕は逃げられなかった。だから、備えることにした。

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

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