読書=成功
出版物の売り上げは、1996年にピークを迎え、その後は毎年減少しています。その意味では「出版不況」は、かれこれもう20年近く続いているわけです。
2015年には、『火花』の240万部を超えるヒットなど、いくつか明るいニュースがあったにもかかわらず、全体の売上額は、ダウントレンドを覆すところまでは行きませんでした。
「やっぱり、出版はもうダメなのだろうか?」
こんな疑問が出るのも無理はないのです。実は筆者も、ちょっと暗い気分になってしまいました。
ところが、よくよく数字を見てみると、そこには前向きの要素もあったんですね。
1つは、「電子出版の成長はやはり本物だった」ということ。
もう1つは、「雑誌は不況だが、書籍はむしろ拡大基調」ということ。
貼り付け元 <http://japan.cnet.com/sp/t_hayashi/35077597/>
成功哲学って何だろう
「どうすれば知性は磨かれるんですか?」
「テレビはダメだ、本や新聞を読むと良いぞ!」
もう、どうしようもないくらいのテンプレ会話です。
何でテレビはダメで本なら良いのか。
もしかして、情報が薄くて一面からしかもらえないからテレビはダメなの?
マスコミに操作された情報ばかりでは限定的な人間になってしまうってか。
いやいや、本だって著者の思考や伝え方をインプットするんだから変わらないじゃん。
「どうすれば成功できますか?」
「インプットしたものをスマートにアウトプットすると良いぞ!」
もう、どうしようもないくらいテンプレの会話です。
まずアウトプットすることで、周囲からエコーをもらう。
するとインプットの方向性と意欲が醸成される。
だからアウトプットをする環境作りが大切なのです。
そこでネットワーキングや社会関係資本の蓄積とか、
新しく挑戦する力や恐怖を乗り越える力が必要で、
新たに問いを立てる思考力や何かを継続的にやり抜く力が最高の才能だ。
みたいな。
つまり、必要なものは下記の2つ。
・インプットとアウトプットの質と量
・継続的に楽しく取り組める仕組み
あらゆる自己啓発本はその手段を教えてくれるんですね。
そして個人の成功から社会の成功に目線を上げると、
集団を並列で操ることは難しいので仕組みや声が特に重要だぞ。
という話を素晴らしく成功している人が中流下流の目線に立って議論している。
あらゆるメディアやイノベーションで社会を成功に導こうとしても、
マネタイズを考えた瞬間から輝きが失せていく。
ということを感じた。