【概要】
- 人によって解釈が異なる物語って興味深いよね。
- 製作者の意図は何か、そしてオレたちはそこから何を読み取れるのか!
- この物語は謎の焼失体にまつわる 少年少女の数奇な恋路を追う冒険譚である。
【詳細】
【感想】
なぁに、これwww
恋心…だと…?
これに対して主要なコメントはこちら↓
かってに改蔵のオチ的な「実は精神病院に入院中の患者の幻想世界」なのかと思ったんだけど、穢れの概念的な事を考えると深いような気もする
確かにストーリー的には夢オチも充分考えられる内容だよな。
火事による火傷で自分の体が開かなくなった…?
「身体=心」と考えると、心の傷で社会に心を開けなくなったということか…?
無理に意味を与えようとするからワケが分からなくなるんだ
ただの滑ってるギャグ漫画だろ
博士のくだりだけでもそれは明らか
何が面白いか分かんなくなった人間はシュールを隠れ蓑によくこういう作風に逃げるんだよ
辛辣な意見だけどこれもあり得る。
元々は「友人宅全焼」というタイトルなのに、「女心云々…」ってのが入ったことで混乱を招いている。
そう考えると、作者の狂気がただ暴走しただけとも思える。
多分これの前に博士(女性と書かれた本を持ってるから、女の子と仲良くなる方法の専門家?)が女の子と仲良くなるには
①ゲームなどで一緒に楽しい時間を過ごす
②美味しいものを一緒に食べる③スキンシップ
という方法を伝授したんだろうけど、好きな女の子が焼死体になったことで①→灰を吹きかけているので余計ゴミが詰まってゲームできない、②→出された食事も全て黒こげで食べられない、③→相撲で死体をぐしゃぐしゃにしたくない、耳かきで嫌でも焼死体になったことを思い知らされる。ということで自分から距離をとりたくなってしまった。それでも元のまりちゃんと仲良くなるには、博士、どうしたらいいんですか。と問うている。
作者の意図がはっきりしてるのであれば、これが正解に近いと思う。
少年「好きな娘と仲良くなりたい」 → 恋愛博士「やってみ」 → 少年「焼死体だから効果無い助けて」
↑大雑把な展開はこんな展開じゃないの?
ここで新しい解釈をしてみよう。
あたしが注目した重要な要素は3つ。
1.女の子は積極的に男の子を誘っている。
2.男の子は提案に対して期待を裏切られている。
3.男の子は女の子が焼死体であることを暴露し、博士に助けを求めている。
元気の押し売りで有名なベッキーがいるように、少女は積極的なアピールに走ることがある。
この物語の少女は少年に対して恋心を抱いていて、何とかして気を引きたかった。
男の子は女の子がする提案に乗るものの、すべてにアクシデントが発生する。
つまりこれは「女の子が流行る気持ちだけで行動した結果、傍目から見ると詰めが甘い状態(例えば不潔)になっていた」ということでは?
博士に助けを求めた少年の意図は「好意による行為がガッカリな状態の時、どうすれば良いの?」ってことか?
「焼死体」というのは文字通り死んでおり、素早く変わることの無い属性だと思う。
だから置き換えれば「デブ」や「顔面ブス」、「性格ブス」とかになる。
つまりこの物語をもっと分かりやすく例えて見るならこう。
少女「この真っ赤な水着を着ればアイツのハートはイチコロよ!」
少年「水着と体型があってねぇ…!」
少女「さらに適度に髪の毛をアップにして…水も滴るイイオンナ!」
少年「顔面偏差値50が何やっても変わらねーよ…!」
少女「恋テクその3!控えめな心が彼のハートを引き寄せるッ!」
少年「せめてトークぐらい楽しみたいんだけど…?」
少年「博士…女の子が何をしてもデブスで台無しです。こういう時、どういう顔をすればいいんですか…?」
正解は作者のみぞ知るだから分からん。
けど、あたしは画像を見てこういう展開を思い付いた。
見る人によって様々な意見や感想が生まれやすい作品ってのは最高だよ。
こうやって新しい解釈をもとに、また新しい角度で物事が見れるようになるんだからね。