【概要】
- この先のサッカー日本代表の未来を背負って立つFWは誰か?
- 第一候補として真っ先に挙がる名前、それは宇佐美貴史です。
- ガンバ大阪のフロント陣に「史上最高傑作」とまで言わしめたその才能やいかに。
【詳細】
「ガンバの至宝=宇佐美貴史」の逆襲が見たい…日本最高FW争いに加わってザックを見返せ
【動画】覚醒した宇佐美貴史、2013年プレー集&J2全19ゴール
2013 J2 18試合 出場時間1514分 シュート70本 19得点 決定率0.2714
【感想】
唯一の中学3年生ながらレギュラーに定着し、第31回日本クラブユースサッカー選手権優勝に貢献
高校1年次に、背番号「10」を与えられ、第16回Jユースカップ優勝に貢献
日本ユース代表として2007年豊田国際ユースサッカー大会や2009年コパ・チーバスなど数多くの大会で得点王
宇佐美はU19の時から2chで大騒ぎだった。
「ヤツはマジキチ」「日本の未来は安泰だな」「小野の二の舞いは止めような」って具合に。
中でも「小野伸二を活かしきれなかった日本の指導者たちは反省してんのかな?」って意見が印象に残ってる。
小野は日本史上最高の天才と言われたが不遇の時を過ごしてしまった。
あの頃にあの天才は異質過ぎた。中田英寿もそう。日本の指導者では手に負えないクラスだった。
やはり一説にある「某代表監督や某フロント陣が才能を持て余した」という見方が一般的。
ワールドカップ(W杯)アジア最終予選のオマーン戦に臨む日本代表に約1年5カ月ぶりに選出されたが、ザッケローニ監督の評価は手厳しかった。「2年前に宇佐美を見たとき、年齢と実力のバランスに驚かされたが、2年たっても大きくは成長していない」
…で結局、宇佐美の欠点は何年も前から指摘されているのに変わらないのはなぜだろう。
一番、気になるのは、攻撃のときの活動量の少なさである。カウンターの場面になって、全速力で駆け上がったならば、味方からラストパスが来そうなケースでも、様子見でランニングしていることが、何度もある。結果を求められる立場なので、もっと、がむしゃらさが必要だと思うが、その点は、物足りないと言わざる得ない。
これ。1試合通して宇佐美のプレーを見るとスゲー感じる。
オフ・ザ・ボールの時の動きに知性が見えない、今まで天性の感覚をべた褒めされ過ぎたのか?
簡単に言うと、持った時「すでにスペースが無い」状態になっちまってることが多い。
でも今まで宇佐美は困らなかった。なぜならファーストタッチとシュート感覚が絶妙だったから。
相手がゾーンだろうとマンマークだろうと囲まれてようと関係ない。
本当に宇佐美はセンス◎だと思う(ある大会では攻撃専門で守備免除って指示されてたくらい)。
サイドネット率が高い(Jユース組の特徴)のはスゲー好感、それに撃つ間合いの感覚が広範囲。
シュート!の奥山良の「みえないシュート」みたいな感じをガチでやってる。
要は「人の視線は先読みするから、当然と思える結果のタイミングをズラせば人は反応できない」ってやつ。
宇佐美は独特の短いシュートモーションと細かいドリブルを組み合わせることで再現してる。
今の宇佐美をデフォルメで表現すると、「5分に1回だけボールに触って、10分に1回の割合で決定的な仕事をする選手。」という感じである。ボールを持ったときのプレーは、物凄いとしか言いようがない
しかしそれがバイエルンでは通用しなかった。
なぜなら欧州の指導や評価は結果よりも過程に注視する傾向があるから。
10回やって10回成功するに足る理由が明確な選手が求められている。
「今の点はフリーだった」→「ポジション取り上手い」→「ポゼッションを理解してる」的な。
つまり、日本のように「よく分からんがともかく結果オーライだぜ!」ってのはあまり評価されねーのかも。
ともかく宇佐美の素質は半端ないのでさらに半端無い運動量と知性と体幹を身に付けてくれれば最高。
今年こそ何とか改善の兆しがみたいなあ。