ベルトーチカは今になって良さが分かる女性
「なんだか怖い人ね、ギラっとして。戦争以外の世界では生きていけない人じゃない?」(ベルトーチカ)
「貴女だってカラバの一員なんだ、戦いをまったく否定するわけじゃないんでしょう?」(カミーユ)
「でもね、あの人には平和なインテリジェンスを感じないわ」.
「クワトロ大尉はそんな人じゃない。本質的には優しい人だ」(アムロ)
「平和なインテリジェンスを感じない」ってな、要は粗野で暴力的であるということ。
よくよく考えると随分な言われようだ。が、あながちはずれでもない。
平和的な性格してる奴が隕石まるごと地球にブツけて人類みな殺そうなんざ考えるわけがない。
「なぜ?今口では戦うと言っていた人が怖がっているなんて…」(ベルトーチカ)
「あれがニュータイプと言われた人なの?」.
「(ああ‥私が空が落ちてくるのが怖いように、この人も戦うのが怖いんだわ)」.
「でも、私は死にたくない!」.
戦闘を恐がって壁にぺっとし貼りつくアムロ。「あれがニュータイプと言われた人なの?」
いいや、ただのゴミ、もしくは単なる絞りカス。
が、ここではアムロのヘナっぷりを嘲るより、その内面に気づいてあげられるベルの細やかさ
を評価してあげたい。
「僕を軽蔑しているんだろ?」(アムロ)
「私はそれほど鈍くはないわ。アムロ・レイの7年間は眠りの時間だったのよ。.
肉体も精神も。休養は必要よ、目を覚ませばいいのよ。そうすれば昔と同じになるわ」(ベルトーチカ)
「自信がないな」.
「貴男は前にカミーユと同じことをやっているのでしょ?」.
「そうだな…」.
「(いきなりキスされて)…! ベルトーチカ、同情ならいい」.
「私はそれほど鈍くはないと言ったでしょ、.
女の愛撫で男を震い立たせることが出来るのなら、女はそれをするときもあるのよ。.
何故だと思う?」.
「男を試しているんだろ」.
「そうよ、自分に相応しい男になってほしいからね。.
でも駄目だと分かれば捨てるわ。同情してる暇なんてない」.
「ご両親は、前の戦争で亡くしたと言っていたね」.
「戦災孤児よ、同情されたい方」.
「済まなかった…」.
女子が今ほど自分を強く主張する時代でなかったが故、あえてその辺り極端にデザインされた
と思われるベルの性格設定は、放映当時はかなり受け入れ難いものであったと記憶していた筈が、
あれから何十年もたった今、改めて見るとむしろ萌えられることに気づく。不思議だ。
http://www.st.rim.or.jp/~r17953/impre/Anime/Gun/Z/Z_2.html
ベルトーチカ・イルマの性格が素敵だった
ポケットに手を入れて警戒するアムロと好奇心で飛び込むベルトーチカ。
ベルトーチカの屈託のない果敢な姿勢に気付いて警戒を解くアムロの姿に感動。
ベルトーチカの勇猛だけど繊細な心がニュータイプを刺激したのかな。
流石、小説版ではアムロの子どもを授かるだけある。
ベルトーチカ・チルドレンも最高です!
自分に相応しい男になって欲しいから、愛撫で男を奮い立たせる。
自分の惹かれた男を試して、成長させる。
それって、最高の女じゃん。
怖いけど、戦う男からするとこれほど嬉しい申し出はない。
良い男にイイ女がやってくるのではなく、イイ女が良い男に育てる。
ベルトーチカからそういう精神を感じた。
ナナイが好きだけど、ベルトーチカも素敵だと思った!