流川楓「とられた金はとりかえす　攻め気を忘れないように」

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企業はどんな付加価値を付けるべきなんだ？

人間は生まれながらに綺麗な瞳や健やかな身体など、『資源』を持って産まれてくる。

でも、会社は生まれながらに資源を持たない。

資本金も社員も、みんなどこかから借りて、会社が成立する。

人間だって、そこまで育ててくれた環境や社会がいるんだから企業が産んだ道具じゃない。

つまり、『すべて借りたもので成り立っているのが会社』ってことになる。

ウシジマくん「おい、返済すべき50万はどうなってんだ？」

エスポワール安藤「あの、えっと…ちょっと魔が差して………スッちゃいました」

ウシジマくん「借りたものはきっちり返す、これが筋だよな？」

↑債務で例えると分かりやすいと思う。

金を借りたら、『利子』ってのを付けて返さなきゃならない。

利子には、「慈善じゃあない」や「貸してくれてありがとう」とか色んな意味が含まれてる。

この話で進めていくならば、企業はすべてのインプットを借りている。

したら、アウトプットを+にしなきゃ話にならないって話になるよね。

つまり、『インプット(生産要素市場)→スループット(企業組織)→アウトプット(最終生産物市場)』の『スループット』でどんな付加価値（利子）を付けてアウトプットするべきかってこと。

例えば、ブラック企業ってのがあるじゃん？

ワタミンのように過労死するまで働かせるってのは、借りたものをマイナスにして返してる。

他にも、公害を撒き散らす企業は環境に対してマイナス返済をしてる。

じゃなくて、企業が株で資金を集めた利子は株主に『配当』で返済する。

とか、簡単に言えば利子がイーブンかプラスになって返済出来てこそだと思う。

要は、企業は借りてる資源を変換する価値変換装置としての役割を果たすわけだ。

その価値変換の時に、魅力的な付加価値を付けられるかどうかが企業の強みになっていく。

じゃあ付加価値って何？って話になっていく。

難しい…うーん難しい…、答えがパッと浮かんでこないよ。

何だろう、『安心』とか『快適』って大きな付加価値になるのかな？

その企業が提供する生産物によって、「これがあるから安心して暮らせるの」とか思えたらいいかも。

逆に言えば、「それが無いと不便で不安で毎日が辛いの…」ってなれる存在感があれば良いと思う。

例えば、スマホとかって良い意味でも悪い意味でもスゲー付加価値が高いと思うんだ。

本来あれは携帯電話であって、コミュニケーションを取る道具である。

でも、廃人量産やスマホ依存を生み出すぐらいの存在感がある。

良い意味で考えると、知り合いのみの交信だけでなく、新しい人脈や知識を広げることも可能になり、普段の暮らしに欠かせないツールになって来ている。

快適な連絡ツールであり、人と繋がる安心感も提供してる感じがする。

悪い意味で言うと、廃人や依存症にまで踏み込んでる。

けど廃人や依存症は外から見れば「ダメだこいつ、早く何とかしないと」ってなるけど、本人は好んで没頭しているわけで快適や安心感を得ているのかもしれない。

なるほど、書いててちょっと気付いた。

付加価値ってもしかして、企業が自ら創り出すってよりは、使用者が自ら創り出すものなのかもしれない。

だったら企業は消費者にストーリーを魅せて想像を掻き立てるのがいいんじゃないか？

Oh…、それがストーリーマーケティングってやつか！！

繋がった。ちょっと嬉しい。