【概要】
- DNAと遺伝子って同じような意味で語られることが多くて分からん。
- そしたら生きてるのか生かされてるのかもよう分からんくなった。
- どうせなら将来、遺伝子には逆らった人間が見てみたい。
ブラックジャック「治る見込みは少ない 90%生命の保証はない だが もし助かったら3千万円いただくが……?」
病人「払います…!一生かけても払いますっ!!」
ブラックジャック「その言葉が聞きたかった」
かっこ良すぎんだろwwwww
その調子で遺伝子治療までやって頂きたいものですな。
【内容】
細胞と自我のせめぎ合いっ…!
DNAと遺伝子って何が違うのか気になったので調べてみた。
ずばり、「遺伝子とDNA」は、「音楽とカセットテープ」のような関係だ。DNAとは物質の名前であり、記録媒体の名前だ。そこに記録されたデータのことを遺伝子という。遺伝子とは、DNA(デオキシリボ核酸)という物質に刻まれた生物の設計情報なのだ。
生物とは自然が偶然に生みだしたからくり機械だ。
化学反応がドミノ倒しのように続くこと、それが「生きている」ということだ。
風が吹くことに意味や目的はない。雨が降ること、星が光ること、水が低い場所に流れること……、物理現象に意味や目的はない。善悪や正義、道徳、あらゆる主観的なものは物理現象には無関係だ。生物が単なる物理現象でしかない以上、生きていることには意味も目的もない。
だからこそ、それを決めるのは私たちだ。
私たちの生きる意味は、私たちが決める。
あなたが生きる目的は、あなたが決める。
生物学を勉強してみませんか?貼り付け元 <http://rootport.hateblo.jp/entry/20120719/1342709969>
神「お前ら人間の身体はタンパク質で作られてる」
遺伝子「オレは人体の設計図、つまりデータだ。長さは2mあんだぜ」
DNA「私は遺伝子を仕方なく記録してあげている媒体のことよ」
↑とまぁ、ここまでの話じゃ正直面白くもなんとも無い。
興味深いのはここからだ。
アポトーシス「俺様は、遺伝子の命令によって細胞が自殺する現象のことだぞ」
アポトーシス「つまり遺伝子が「自殺しろ」と言った細胞に自殺させるのが俺様の役目だ」
アポトーシス「俺様が機能不全になるからガンやアルツハイマーとかになるって噂だぜ?」
↑人間の細胞は約60兆あって、1日で約3000億死んで約3000億生まれる。
新陳代謝ってか、恒常性を保つためにアポトーシス様はメチャ大事な要素らしい。
オタマジャクシ→カエルの時、尻尾やエラが消えるのはまさにアポ様のおかげなんだとさ。
ネクローシス「アポが正常なる自殺なら、私は不慮の他殺なのよ」
ネクローシス「つまり、火傷や打撲みたいな外圧によって細胞が死んでしまう現象が私なの」
ネクローシス「強い刺激♡を受けて細胞が弾けるとそこに白血球が集まる…これが炎症反応よ」
↑うむ、生物細胞が死ぬパターンはアポ様かネク様の2種類ってことだな。
アポ様は自然死でネク様は壊死と呼ばれるそうだ。
アポビオーシス「あっしもアポと同じく細胞の自殺現象のことなんでさぁ」
アポビオーシス「だが、アポが再生できる細胞の自殺に対して、あっしは再生出来ない細胞だ」
アポビオーシス「生物の死は細胞の死、あっしは死に直結していく現象…ヒッヒッヒッ」
↑まあ、あれだ。再生できない細胞ってのは心筋細胞とか生命維持に欠かせない細胞だ。
だから、その細胞が死ぬってことは必然的に生命は死に近付くってことだな。
でもそれが、遺伝子に予め書かれたプログラムってのがなんとも言えないんだよなあ。
「生物ってのは自然が生み出したからくり人形だ」ってのは非常に面白いと思う。
まるで細胞が生きるためにどうすりゃ良いか進化を続けた結果、自我が生まれちゃったみたいな。
「意識はバグの一種なんだよ」みたいな風潮もなるほどってなるわ。
そう考えると人間は細胞に生かされてるだけで、自我にとって生きる意味や目的は無いのかな。
生存本能ってのは、自我のために働くんじゃなくて、細胞のために働かされてるのかな。
つーか、細胞(生命)の死があらかじめ遺伝子に刻まれてるのはなぜなんだ…?
これ、考えが深見にハマると怖いね。
でも、『だからこそ自分で自分を決められる』ってのは心強いなって思う。