
【概要】
http://www.dragonquest.jp/builders/
【内容】
5つ星のうち4.0自由度の高いJRPG + 箱庭ゲー 両者は別のモードです。
はじめに、この手のゲームはテラリア、マインクラフト等先発組が多々出ていますが、それらとはいい意味で差別化されています。
ストーリーモード(以下Sモード)とフリーモード(以下Fモード)があります。
Fモードは一章クリアにて解禁となり、Sモードで実績を残すとFモードの要素が開かれて行きます。
恐らくSモードはお話付きチュートリアルと言った所で、ゲームを遊びながら様々な建築のノウハウを蓄積していきましょう。と言った所です。
Sモードは章ごとの分割制で、章毎にマップ及び建築物や、一部を除いたアイテムは一新されていくことになります。
膨大な量の建築要素を分割することによって、建築物や様式が一辺倒になるのを防ぐ目的もあるのかなぁ…と好意的には解釈できます。
※ストーリーの章…という要素は、完全に自由に遊びたい人に取っては足枷でしかない事は確かです。
※上記に反し、荒野に一人自由で遊べと言われて何から始めたら分らない人にとっては割と楽しい物です。
但し、一章にてあまりに凝った事をしてしまうと萎えるのは事実です。一応散策要素もありますが、サクサクお使いをする程度でいいと思います。
Fモードでは箱庭ゲームの真骨頂、自由に遊んで!というモードです。
このモードはオンラインで多少のつながりを持たせることができ、自他の建築物を自他のワールドに出現させる事が出来ます。
アイテムで指定された範囲内の建築物をオンライン上に登録する事でそれを呼び出せるシステムです。
他人の建築もアイテムで範囲を指定したところに出現させられます。ランダムな「おまかせ」と、指定ユーザーの建築召喚「じゅもん」があります。
自分一人で街を作るのは大変ですが、他人の素晴らしい家やへんてこりんな彫刻等、素敵なワールドを作れることと思います。
アイテムや建築材料に関しては割と質の良い物(テクスチャ、モデル)が多いと思います。とくに炎の表現は嬉しい
※自身はPC版マインクラフトも遊んでいますが、それとは違った楽しみが味わえています。
PCゲームのMODように何でも自分の裁量で拡張していく楽しみもありますが、
それが面倒な人や、家庭用ゲーム機版などで遊んでいるユーザーにはとてもお勧めできる商品だと思います。
無限に広がる可能性 クリア済み
プレイ時間約30時間(ストーリークリア フリービルドプレイ済み)
02/03追記
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ストーリークリアしましたので現段階での評価
フリービルドプレイ後の評価追加しました。
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フリービルド評価
〇ストーリーに比べ自由度は格段に上がって広大な土地に部屋条件を満たせば様々なものが作れる。
〇モンスターがパーティーに入れられる。
〇旅の扉先の資源を何度でも復活させられる。
×住人がモンスター含め13人までなので巨大な施設作ると住民がスカスカ。(是非ともアップデートで増加してほしい)
×各旅の扉までの距離が遠い。
×部屋名表示が無いので1部破壊して出来てるか確認する必要がある。
ストーリー評価
〇廃墟が徐々に自分好みの町やお城、建物に仕上がっていく気持ちよさは素晴らしい。
〇絶妙な難易度、広大で様々な土地が広がるマップ。遠くに行く度に様々な発見がある。
〇こんなん出来たらいいなと考えてたら新アイテムの製作で次々実現されていく。
(新しい素材を取得し作れるようになる新アイテムの便利感が半端ない。)
〇ある程度自由に動き回りながらストーリーもこなせるなどバランスが非常に良い。
〇親切にここ行けあそこ行けと支持、マッピングされるので迷うことが無い。
〇時間を掛ければ掛けるほど様々なものが作れる。
(ストーリーは範囲制限があるので好きなものを作りまくりたい人はフリーモードが楽しめるかもです)
〇あの音楽が流れるとテンションが上がる
×お使い的な内容が殆どなので思ったより自由度(設計も)は少ないかも。
×致命的な視点変更…洞窟の中、崩れる洞窟、3章ラスボスでイライラ。
(洞窟内や地下など掘り進めると勝手に主人公視点になり何処に立っているかも分からなくなります)
×高い建物や高い岩山などを登るのがちょっと面倒
×素材集めが面倒な時がある
×ストーリーがチュートリアル(悪い意味でも)
×致命的な視点変更…洞窟の中、崩れる洞窟、3章ラスボスでイライラ。
(洞窟内や地下など掘り進めると勝手に主人公視点になり何処に立っているかも分からなくなります)
×敵が少ない(1の前の話なので仕方がないかもですが…)
×アクション性がない(ビルドがメインなのでこれまた仕方がないかもですが、ゼルダ並にアクション性が高まればとんでもないゲームになると思います。)
★細かい気配りがされており冒険は快適に進められます。かなり楽しめるゲームです!
2や3でさらに進化したものが今から楽しみです。
残念な点は視点変更が著しく悪いので☆-1。
視点変更の悪さで結構快適度を下げているように思います。(洞窟を掘り進めていく等の本来なら出来る事が出来ない)
アリの巣みたいな地下室等作りたかった…。
フィールドアクションはゼルダっぽいものの流石にそこまで出来ておらず、いい意味でも悪い意味でも単純。
まだ自分の思うような町作り出来てないので何ともですがこの後も十二分に楽しませてくれそうです。
1+1=
マイクラにドラクエ風ストーリーを付けたところで
大きくは変わらないと思っていましたが、違ったようです。
マイクラは素材さえ手に入れればアイテムや装備を自由に作り出せるのが売りですが
ビルダーズのストーリーモードではどんなに上位の素材を手に入れても
レシピが入手できてなければ作れません。
1章はチュートリアル的な位置付けで当然難易度はやさしめなんですが
2章が始まって「よし1章のようにアレつくろうか」と思うと該当のレシピが無い。
1章で手に入れた全アイテムも全レシピも無い状態で一から作り直さないといけません。
一からやりなおしと思うと一見うんざりしそうにも思えますが
1章とは違うモンスターに違うレシピ、手に入る素材も違えば、
町の住人も違ってくるので、新たに町を作りあげていく感じがワクワクします。
大体が廃墟に近い状態からスタートするので、
町を発展させ町人を増やして復興していく感じがたまらない。
ストーリーを進めると町人が少しずつ増えていくのですが
その町人が自分が建てた部屋で昼食を取ったり寝たりしてくれるのが嬉しい。
工房や調理場を完成させると食べ物など役に立つアイテムを作ってくれるので
食糧難気味のシナリオでは地味に重要になってくる。
(フリーモードを除けば)その章でしか作れない限定の部屋もあったり
栽培できる植物が違ったりと章ごとに町に特色が出ます。
クリアするとタイムアタックチャレンジ(報酬あり)の項目が出るので
「時間かけて作った町のデータを消さないとタイムアタックに挑戦できないのか」
と思いきや、章ごとに複数セーブが出来るので作った町を残しつつ
別でタイムアタックにトライできる。
そのタイムアタックで貰える報酬も、達成しないとフリーモードが真に楽しめない
という報酬ではないのも嬉しい、あくまでチャレンジ要素。
他のレビューで書いている方も居ますが、フリービルドモードの味気なさは残念。
町人の名前も○○そうな男、○○な女で、話しかけたら
「ついていこうか?」「分かれるか?」系のみ。
各章を頑張ってレシピを集めて、よしフリービルドで徹底的に作ろう!と頑張ったが
ある程度好きな部屋を作ったら少し飽きてしまった。
ただし飽きが来たのは各章の町を自分なりに凝って作り
各チャレンジを達成し、累計50時間以上は熱中していたから当然といえば当然ですが
フリービルドに比べてレシピと素材を縛られた状態で
作り上げたストーリーモードの各章で作った町の方が
町人との思い出補正もあるとは思うけど、不思議と愛着が沸いていた。
本来私は縛りプレイというのは嫌いですが
このゲームのレシピと素材縛りは絶妙だなぁと思います。
縛りながらも出来る装備類と敵とのバランスも丁寧に練りこまれていていたので
楽しめながら遊べた。
アップデートか次回作ではフリービルドにランダム的なイベントが欲しいです。
ストーリーモードの住人が尋ねてきたりとか、町人がランダムで依頼を頼んできたりとか。
あと一歩の物足りなさがある作品
ゲームクリア&トロフィーコンプリート済
PVを見て、購入しようと決意。
こういう自由な街づくりゲームは初めて。
総評としては、時間を忘れるほどに、没頭出来て面白いが、終わり頃は、物足りなさを感じる作品と言える。
ストーリーの拠点を発展させることは、非常に楽しく、一つ一つの目標に、やりがいと達成感を強く感じさせてくれる。
街の構成も、こだわればこだわるほど、欲が出てきて、素材集めも苦にならないほどの楽しさもあった。
他にも、各章の話の流れも面白く、もっと発展させてやるという気持ちにさせてくれた。
ただ、その中で、4章を終えるとフリーの街づくりぐらいしかやることがなくなり、これが味気なさを強く感じさせた。
上記の目的がある中での発展は面白さを覚えるが、好きなようにというのは、なんとも言えない寂しさを覚える。
一通り作っても、ストーリーの時のような一体感はない。
あとは、贅沢を言えば、世界を旅している感覚は欲しかった。
4箇所しか拠点はなく、PVのように、「ここを拠点に」というような自由さはない。
作った拠点も、ほぼ無意味になってしまい、次の拠点では何も手持ちなしというのはガッカリした。
更に言うと、レベルがストーリー進行のためだけであり、基本は、ほぼ無意味というのも微妙な一つ。
まとめとして、
○ 良い点
1. 拠点発展の楽しさとやりがいは、かなり高い
2. 拠点でのイベントが面白く、章最後の街の一体感は満足を覚える
3. 素材集めは案外面白い
4. こだわりを実現出来るのも、良い
○ 悪い点
1. フリーモードの全体的な味気なさ
2. 各章の拠点発展が、最終的には、無駄に感じてしまうストーリーの進め方
3. 世界を旅している感覚がない。狭さを感じる。
4. 拠点を自由に作れない
5. レベルは、ストーリー進行で必要なものではあるが、ほぼ無意味なもの
(6.) 個人的にはやりごたえには感じたが、案外、フィールドの戦闘は難易度高め。
2が出るなら、旅をさせてほしい。
そんな改善点を想像した続編の期待をしてしまうような、作品だった。
痒いところに手が届かない分★−1だけど…かなりの時間泥棒!
マインクラフトのパクリと聞いていましたが、ドラクエでした。
実は私はマイクラは体験版で挫折、ドラクエも8しかやったことがなく、興味がなかったのですが、シミュレーションやRPGは大好き。
体験版で見事にハマってしまいました。
ドラクエらしからぬ2.5等身の可愛いキャラ達が何より良かった。今までのドラクエぽくない可愛さで!
またすやすや眠るスライムも可愛い…。
悩んだ挙句、若くないので据え置きのPS3版を。
ところが家族に取られてしまい、vita版を自分用に購入…!
我慢できずに2つも同じソフトを買うなんて初めてです!
魅力は体験版やレビューで皆さんもお分かりになられるはず。
過大評価じゃないと思います。
【機能的な留意点】
・クロスセーブ非対応。我が家のように違う機種でプレイした場合、セーブデータを共有できません。
アップデートで可能にしてほしいです!!
・PS4と違い、PS3はvitaでリモートプレイできない!
このため寝ながらvitaでやる夢は潰えました。
PS4はまだ欲しいソフトないから仕方ないけど(TT)
・とにもかくにも視点…
このせいで作業時間3割くらい無駄にします。
PS3はR3押し込みがあるからまだいいかな。
・物を置く、壊すときの操作性…範囲が表示されないので置いては壊し置いては壊し…。
細かいとこまで拘るならこれで作業時間3割無駄に…。
LR△同時押し移動を覚えましょう!!
・章ごとのチャレンジが厳しすぎる。
1章のチャレンジはゲーム内日数20日以内、ドラゴン3匹討伐、など5条件。
数時間でアウトになりました…
これクリアできる人すごいなぁ^^;
・Amazonは発売日に来ず2日後に来ました。
プライム会員にするための罠かも!
気をつけて下さいね(^o^;
さて、またチャレンジのため1章からやり直しです。
フリーモードがワクワク。
ちゃんとドラクエしてる(ネタバレはほぼ無し)
※2/15 一部追記
ドラクエは1〜8までプレイ済み、マイクラはやった事がない者の所見です。
・概要
数話あるストーリー攻略とフリーマップがあり、まずはどちらか選びます。
ストーリーはドラクエ1に出てきた各地の町が舞台。
プレイヤーは竜王によって破壊された町の復活を目指し、その過程で住民が増えていくという流れ。
具体的には家や家具、食料などを作る訳ですが、それぞれ必要な材料があり、探索したり敵を倒したりして集めます。
武器や防具も作れますが、魔法は使えない模様。(敵は使ってくる)
最初は移民の町をイメージしましたが、住民の管理などはなく、あくまで施設の拡充と材料集めがメイン。
フリーは、フリーです。笑
ただし最初から何でもできる訳ではなく、
特定の条件を満たしてストーリーをクリアする事で、作れる物が増えたりエリアが広くなったりします。
具体的には、何日以内にクリア、◯◯の頼み事を聞く、◯◯を手に入れてクリア、など。
個人的に、クリア日数条件だけは好きになれなかった。
時間をかけて隅々まで探索して自分好みの町を作る、それがこのゲームの醍醐味じゃないのか、と。
また、フリーで作った物をオンラインで公開できるんですが、容積が24×24×24で結構狭い。
建物の中に作業台を設置しても見る側の人は使えない(ので本当にただ“見る”だけ)など、
フリー目当てで買った人は、今回の仕様に不満を抱いた人も多いのでは。
・音楽
ほぼドラクエ1〜4に出てくる物です。
少しくらい新曲があってもいいのになぁと思い、少々残念。(曲自体は好きですが)
・アイテム管理
序盤は余裕が無いですが、それ以降はテキトーに拾いまくってOK。
管理が楽というよりは、管理しないでいいという感じ。
何を捨てて何を残すか迷わなくていいのは非常に良いです。
収納箱から別の収納箱へ直接アイテムを移せればもっと良かった。
・その他、細かい事。
住民がドアをあまり使わず、イスや暖炉を足場にして、そこから壁を越えて移動します。(忍者かよ…苦笑)
もう慣れちゃったけど、最初は凄い違和感でした。
とはいえ、敵が町に入ってきて市街戦をやる時もあるので、忍者移動をしないと迎撃が間に合わないかも。
市街戦について。
たまに敵の集団が町を襲ってきて、それを迎撃するイベントが起きます。
なかなか楽しいんですが、敵を狙ったはずの攻撃で家や道などを壊しちゃう事が多い。
できれば自分の攻撃が町の中の物にヒットするorしない、の切り替えが欲しい。
使わないボタンいくつかあるんだし、ぜひ改善してほしい。
・総評
これまでのドラクエとは全然違うゲームなのに、ちゃんとドラクエ感があるのは◎。
マイクラは未プレイなのでどこまで似てるのかは分かりませんが、
まっさらな土地からスタートして町を作っていくという発想は、むしろシムシティに近いと思いました。
かなり楽しいですよ。
シリーズ第一弾としての挑戦作
良い点
・ドラクエブランドとしての安定したストーリー展開。
・クラフト系を主軸に置いて、アクションRPGの楽しさも網羅している。
・「次に何をすればいいか?」が明確に指示されるため、自由度が高すぎて何をしていいかわからないといったことがない。
・どう作っていいかわからないユーザーに向けて、どう作ればいいかの設計図が用意されているので、ユーザーが構想を広げやすい。
・フリービルドモードを用意することによって、クラフトに慣れたら好きなようにクラフティング出来る。
・一部のシナリオ、フリービルドでは仲間NPCも連れていけるのでドラクエ的なパーティー戦闘も楽しめる。
悪い点
・アイテム作成などは問題ないが、高低の制限があるため、建物を作るという本命がやや中途半端になりがち。
・各シナリオの最終ボス戦がやや難易度が高いが、力押しやある程度の攻略方法を理解すればどうにかなる反面、基本的に拠点の外がリセットされた状態で開始されるために「事前に地形を変更して優位に立つ」と言う戦略性が損なわれている。
・フリービルドモードの構成があまり練られていないのか、「とりあえず場所と材料は用意したからあとは適当にやってくれ」感がありありと感じられる。
・フリービルドで他のプレイヤーの建物を呼び込めるが、評価やコメントは出来ないため、自己満足の範囲で収まってしまっている。
※これに関しては、否定的な評価や炎上を避けるための回避策でもありそうなので、保守的な企画側の意図を感じてしまいます。
総評
良くも悪くも、シリーズ第一弾と言った作品であると思います。
最低限サンドボックス系としての体裁を整えつつも、アクションRPGとしての楽しさ、ドラクエとしての楽しさを組み込んでいると感じました。
仲間NPCのAIもそれなりに作られているので、最低限一本道を作ればきっちりついてきてくれるので、無茶な移動をしなければ数の優位を保つことも出来ました。
フリービルドモードではモンスターNPCも連れていけるのでスキルを使用してくれた時は、DQ5のアクションゲーム的な気分にもなれました。
ただ、マシンスペックの関係なのか、他の人も指摘している通り、高さ制限が厳しいために、地下都市や空中都市は作れないため、クラフト系としてはマインクラフトやテラリアほどの自由度はないです。
あちらを部屋全体を使ったジオラマと例えるなら、こちらは机の上の箱庭といった感じでしょうか。
シナリオに関してはよくも悪くもドラクエであるために、すっきりしたり後味が悪かったりします。
最終章の展開はDQ1からのプレイヤーとしてはニヤリとしました。
肝心のエンドコンテンツになるフリービルドモードですが、こちらは後付の機能である感じが酷かったです。
シナリオであった拠点レベルの概念が消え、解放されるのは各島はシナリオとは違う「よく似た島」であり、シナリオをクリアした感触が薄い感じがしました。
これでは、シナリオをクリアした意味が行ける場所の解放に無く、最低限主要NPCがフリービルドモードの拠点に遊びに来てくれる程度のことは仕込んで欲しかったです。
チャレンジクエストのクリアによる特殊レシピの解放も、自己満足の範囲のため解放する意味が少々薄いのも原因かと思いました。
また、材料確保のために「採掘/採取場所の作り直し」は必須ですが、中途半端に広いため特定の材料の確保が非常に面倒。
全体的にはシナリオモードが主軸でフリービルドモードはあくまでおまけのために、サンドボックス系と考えると中途半端になり、アクションRPGと考えると少々簡単すぎるというどっちつかずになりかねない作品だったと感じています。
ただ、今後もシリーズとして続いていきそうな作品ですので、ブラッシュアップをしていない第一弾だと考えるならば「ドラクエのサンドボックス」と聞いて、やりたいことは全部網羅されているので個人的には満足な作品でした。
http://www.4gamer.net/games/309/G030916/index_userreview.html#review_26537
ドラゴンクエスト史上最高傑作かもしれない。
良い点
1)グラフィック…通常のゲームと比較することは出来ないが、いわゆるサンドボックスタイプのゲームとしては最高に近いグラフィック。
スクエアを基本としたデザインだがドット感は比較的押さえられ、家具やキャラクターなどは通常の3Dモデルとなっている。
デザインの多様さ、色彩の鮮やかさ、動きの滑らかさ、流体の美しさ、挙動の軽さ、どれをとっても文句の付け所が無い。
2)レベルデザイン…ストーリーモードは従来のドラクエとさほど変わらないデザインとなっている。課題をクリアすることで出来る事が増え、それに伴ってストーリーはさらに広がる。
面白いのは大陸ごとのステージ制になっており、エリアが変わると状況がリセットされ、基本素材から作れるものまでガラッと変わる。それでいてプレイヤーに蓄積される経験値はしっかりと活かされるようになっており、プレイヤーは次へ、次へ、とついつい誘導されてしまう。
その中にノーヒントの隠しクエストやアイテムが忍ばせてあり、探索心は尽きることが無い。またステージごとにプレイ評価が下され、極めようと思えばテクニカルに動かなければならない。この絶妙なゲームバランスは名人芸と言えるだろう。
3)ストーリー…一見単純であり、子供にも理解しやすく、それでいて大人であれば考えさせられる堀井節は健在。普遍性とユーモアを兼ね備え、読む者の人生経験によってその物語性はより高まるだろう。
4)バグ…ほぼ無いといって良いだろう。極稀にキャラクターがブロックに埋まるくらいである。
悪い点
大きな点で不満は無いが、多少気になるところを箇条書きで簡単に済ませる。
・アイテム作成は個数指定できると快適だろう。
・アイテムのガイドラインは常に表示されるモードがあっても良い。
・デフォルトの移動速度はやや遅いかもしれない。
・モンスターの接触ダメージはストレスが溜まる。
・武器によるリーチが把握しにくい。
・設計図は別枠所持で良いだろう。だいたい邪魔である。
・回復・移動アイテムなどは別枠所持とし、専用のボタンを割り振るのも良いかもしれない。
・敵の索敵範囲が広く、また追尾が少ししつこいかもしれない。
・深夜に出てくるモンスターがいくらなんでも多すぎはしないだろうか。
・キャラが仏頂面なのはいかがなものか。
・仕方のないことだが閉所でのカメラはひどい。
総評
サンドボックスタイプの時間泥棒ゲームは意識的に控えており、本ソフトも当初はストーリーモードだけを駆け足でクリアするつもりでしたが・・・見事にやられました。
ストーリー進行のフラグに街の発展(より多彩で高度なクラフトを行う必要がある)ため、クラフト要素は必須となっており避けて通ることは出来ません。
もちろん実利一辺倒で無彩色な街を建設しても良いのですが、元来嫌いではないのでついつい整った街並み、機能美のある建設を目指してしまいなかなか先へ進めません。
特に最初のステージであるメルキドは、ステージボス戦での豪快すぎる演出とあいまってもう一度最初からやり直したい欲求にかられました。我慢しましたが。
堀井雄二氏による老獪なレベルデザインと、地味ながらも良質な作品をディレクションしてきた新納氏のタッグは想像以上の化学反応で、まさかこれほどの良作に仕上がるとは事前には予想も付きませんでした。これはもはや新たな師弟関係が生まれたと言っても過言ではないでしょう。
個人的にドラクエの最高作は3、ほぼ同レベルで2が続き、その下はわりとどうでもいい感じなのですが、いかんせんドラクエはまともな環境でのリメイクがほぼ存在せず、古いものほどプレイが厳しい状況になっています。新しいものでも10年遅れの謗りは免れないでしょう。
それほどまで時代と隔絶した骨董品から、突如現れた新作。しかもこれまでとはまるでかけ離れたゲームデザイン。本来であれば外伝としてすら成立するか危うい要素。
ですが本作がもつドラクエの脈動は力強く、全ての過去作を凌駕しうるポテンシャルさえ感じさせます。ドラゴンクエストヒーローズはあくまで他社製による外伝シリーズですが、こちらはまさに本家ドラクエの系譜をしっかりと受け継いでいると言えましょう。
現時点での、私にとってのドラゴンクエスト最高傑作であると断言できます。
http://www.4gamer.net/games/309/G030916/index_userreview.html#review_26537
創造とドラクエの融合
良い点
・ドラクエおなじみの音楽
・広大な世界と自由度がありながらも、わかりやすく親切な説明
・2頭身の可愛くなめらかなグラフィック
・建築と工作。クラフトゲームならではの作る楽しさと熱中度の高さ
・ドラクエ1のドット世界を立体表現したブロック世界とクラフトゲームは相性が抜群
・ストーリー展開はドラクエだと感じさせるつくり
・バトルもお手軽で操作しやすい
悪い点
・2マスほどの閉所では視界が操作しづらいのが難点
・ブロックの置き方にクセがあり最初は慣れが必要
総評
ドラクエおなじみの音楽が好きな方ならオススメです
とにかく没入感と熱中度が高いゲームとなっています
ストーリーを進めて今何が出来るか、何が作れるか、どんな建物にするかと考えるだけでとても楽しい時間になります
このゲームで何をどう楽しむかは人によって大きく変わる自由度があります
誰かの話を聞いて楽しむ方向性を決めてしまうのも勿体ないと思えるゲームです
現在配信されている体験版をプレイしてみるのが一番だと思います。
体験版に比べ本編はさらに自由度と快適さの幅が広がっています
http://www.4gamer.net/games/309/G030916/index_userreview.html#review_26537