【概要】
- 実戦派も観戦派もデータから見る日本代表に注目してみましょう。
- 試合に勝った負けた、誰が決めて誰がミスったとか単純なことだけじゃつまらない。
- データを活かした試合分析や改善策を考えるのはなかなか面白いですよ!
日本は初戦と変わらず4-2-3-1の布陣。
2がいかにバランスを取って、4番の総合的な能力に左右される。
つーか香川外す勇気があるなら本田を何とかしよーぜ!
ギリシャは4-3-3の布陣。
一昔前に流行った3トップか?もしくはバルサのようなウイングの使い方か?
【詳細】
さあ、画像だけを見た場合どんなことが読み取れるだろうか。
支配率が75%って驚異的だなwwwそしてパスが約500本!
…なのにシュート数が18本ってどういうこと?
ギリシャが支配率25%でシュート9本ってことは戦術はカウンター主体で統一されてんだな。
コンビがDFラインto誰かってのが多い、つまり落ち着いたパス回しをしたのか。
前線toが異常に少ないのはどういうことだい?
『前半』
岡崎、長友の左サイドから崩しにいったけどクロスがことごとく阻まれてる。
そして中に預けても中央からこじ開けられなかった様子。
中央の本田と大迫、長谷部が決めきれなかったのが問題か?
流れ的には左で溜めて中央、右サイドって形が多い。
右からの崩しがあれば…
なんだこの図は、まるでバルサじゃないか!
でも左から崩そうという意図が見え見え過ぎな感があるな。
象牙がわざと右から攻めて長友の上がりを抑制していたように、対策されちゃうぞ。
つーかこれだけ攻めて入らないってことは緩急の差が無かったのか?
彼らの言う「自分たちのサッカー」は急が欠けてるっぽいから、まあそんな感じだったんだろうよ。
ファールこそ多いけど、コートジボワール戦に比べて前線のプレスは修正されたみたい。
何気に中央で敵のカウンターを防ぎきれてるのはデカイ。
親善試合で見せた吉田や内田の酷いDFラインがウソのようだぜ!
『後半』
なんかもう日本の独壇場的な勢いですね。
エリア内のミスが目立つけど再三チャンスは訪れてるのがはっきり分かる。
しかも良い位置でFKもらってるじゃねーの!
で…なんで0点なんだ? 頼みのFKもOUTだったんか?
パスがかつてないほど繋がってます!
コートジボワール戦と較べて、アタッキングゾーンに進入する回数が格段に増えとるがな。
つーかギリシャが1人退場を出したことで、オーロラのカーテンを引き始めた。
それによってカウンター一点張りになったのが大きな要因かな。
効いてる効いてる前線からのプレス!
地味にインターセプト成功がフィールドに満遍なく広がってるのはデカイ!
カウンターはある程度防げていたってことでいいのかな?
前半のギリシャを見ると、完全にカウンターっすね。
DFラインから縦パス一本でケリを付けるという荒業!
しかも左サイド中心にガッツリ裏取りに来てる印象を受ける。
ポゼッションにポゼッションで対抗しても勝てないと知った上での戦術か…!
ブレないなさすがにブレないな。
後半は前線からのプレスが効いたのかパスがほとんど回ってない。
ロングフィードはことごとく失敗してるしね。
セットプレーが危なかったって印象ぐらいかな。
【感想】
日本はデータで見ても圧倒的に支配率を高めていたにも関わらずダメやった。
まるで2002年日本W杯のアルゼンチン対イングランドのような試合展開だった。
でも日本は支配率を上げても肝心のアタッキングサードでシンプルな崩しが出来てなかった。
大砲とシンプルな崩しがあればもっと違う展開になっていたと気がするなあ…
結局攻めて攻めて攻めまくったけど得点まで辿り着けなかった。
けどこれは得点力不足というよりは崩しに時間が掛かってたのが大きな問題点だと思う。
今後の日本サッカーは崩しが課題になるのかな?